2024年にラオスのビエンチャンでタイのBビザ、いわゆる出張の時と雇用される時に取得するビザを取ってきました。
(通称Bビザ、ノンBビザは正式名称を、NON-IMMIGRANT “B” VISAと言います。)
日本人がタイで現地採用する際に通常取得するビザがこちらです。普通は日本でこのビザを取って、タイ入国後に労働許可証を取得して働き始めるのですが、僕はちょっとインドに行って、その後わざわざ日本に帰るのが面倒くさかったのでビエンチャンで取得する事にしました。
その際に調べたのですが情報が少ない上に、古くてあくまで旅行記の延長のようなブログばかりで少し不安でした。
そのため、今後ビエンチャンでBビザを取得する方のために記録を残しておきます。
流れ
Bビザの取得が必要になってビエンチャンのタイ大使館で取得する事を決めた場合、
①いつ取得に行くかを決めて、ビエンチャンの大使館に予約を入れ
②行く前までに会社から必要書類を預かり、自身も必要書類を集めて、
③予約日に必要書類を持って訪問、④ビザの張り付いたパスポートを受け取るために再訪問する必要があります。
それでは説明していきます。
必要書類
必要書類はビエンチャンのタイ大使館ホームページに載っています。
このブログを書いている時点で書かれているもののざっくりした日本語訳は下記の通り
自分で用意するもの
- ビザ申請書(記入・署名済み)
- 過去6か月以内に撮影されたパスポートサイズの写真2枚
- 有効期間が6ヶ月以上のパスポートとコピー(顔写真、ラオスへの入国スタンプのページ各一枚)
- 現金2,000THB(ラオスキープは受け付けない、近くに両替所があるらしい)
会社が用意するもの(就職の場合)
- リクエストレター(会社が大使館にビザ出してくださいというお願い書類)雇用の詳細(職位、給与、契約期間)が入っている必要あり。日本での取得と違い入国日は不要
- リクエストレターに署名した人のタイのIDのコピー
- タイ労働省発行のWP 3 の承認書のコピー(タイの労働省が出す働いても良いよという承認)
- タイでの以前の雇用のワークパーミットのオリジナルかコピー(タイで働いたことがある申請者のみ)
- 企業文書のコピー(例:1)株主名簿、認可された人のタイのIDのコピーなど
実際のところ
実際には自分で用意する必要のある書類は同じでしたが、会社が用意するものは下記の通りでした。
- リクエストレター
- タイのIDのコピー(僕の時はThai National IDのコピー)→これがリクエストレターにサインした人のIDとして処理されたのか、企業文書のコピーとして扱われたかは不明
- タイ労働省発行のWP 3 の承認書のコピー
これに加えて下記2点も提出しました。
- บต.46 EMPLOYMENT CERTIFICATION
- タイへの入国航空券のコピー
(บต.46は要りそうだって会話の流れで、タイへの入国航空券のコピーはヘタレの僕が勝手に出して回収されただけで本当に必要だったかは分かりません)
逆にワークパーミットは不要でした。というか、退職してみると分かるんですが、基本的にワークパーミットは退職時会社へ返却する流れになるので持ってないです。エージェントに話を聞いても出したことはないと言ってたので問題ないと思います。
必要書類のダウンロード先はこちら
บต.46 EMPLOYMENT CERTIFICATIONのダウンロードページ URLを開いて下にスクロールすると書類一覧んの中にあります。
申請書 Visa application form のダウンロードページ 押せばそこにDownloadボタンがあります。
申請書 Visa application fromの書き方
あとでかく
ホテル→泊まってるホテル
タイの保証人→雇用元の担当者
ラオスの保証人→泊まってるホテル
予約
必要書類を集めてもらう間に予約を取ります。予約専用サイトから↓
予約して無いと基本的にできなっぽいんですが、事前の書類確認するお兄ちゃんに交渉してる人がいたのと、大使館前で自分がした予約を売ってる人がいたので、もしかしたらどうにかなるかもしれません。
ただそれって、アホタレが予約枠を埋めてきてる訳ですから早めの予約をするのがベターかもしれません。
※実は去年、5000人に1人のパワハラ逸材上司引きあててタイ転職失敗してるんですけど、その時にタイ労働省発行のWP 3 の承認書のコピーを取得するのに2ヶ月くらいかかってました。(今回は2週間)
多分、転職失敗した会社のフローがポンコツだっただけだと思うんですが予約したのに行かないと次を断られるみたいな話も見たのでしっかりと予定は余裕を持っていくのをお勧めしときます。
訪問(Bビザの申請)
それでは予約した日に実際にタイ大使館を訪問します。場所はこちら(埋め込み用コード無くなってるっぽくて面倒なのでリンクで申しわけ🍆び
申請可能時間は朝の9時から12時まで、必要書類が足りないとか、バーツ持ってきてなかったとか何かしらのトラブルがあるので早めに言ったほうが良いと思います。
僕は9時10分に到着しました。列に向かっていると印刷屋や代筆屋が声をかけてきて、ちょうどラオスの保証人がいなくて困ってたのでお金(100THB)を出して保証人欄を埋めてもらいました。そしたら保証人欄はホテルの名前と電話番号を書いてました、それで良いんかいっ
その後門の前に到着、手前に15人くらい列になっていたので順番に並びます。ちなみに炎天下の中で待つので日傘があるとベターです。あと、10時過ぎには列が無くなってたんで、書類に問題なさそうなら10時くらいにいくのもありかも。
門を入ったところで書類確認係が書類を確認(一回目)をしてくれました。足りないものがある場合は指摘される。僕はここでパスポートのラオス入国印のページが無いと言われたので、大使館前にいる野良印刷屋に頼んで印刷してもらった。コピー1枚10バーツ。
印刷して再度係に見てもらって中に、次は申請手続きをするためにまたしても15人くらいの列に並ぶ。こちらは日陰、申請手続きの前に書類確認(2回目)が入った。
僕はここでタイのIDのコピーが無いから用意してと言われた。古い必要書類一覧を見てたんですけどしっかり見逃してました。皆さんは僕のを参考にしながらもきちんと最新の情報も参考にしてください。
大急ぎで社長に連絡、実はこの日タイはタイ正月の延長で休んでる会社が多かったんで全然連絡つかなかったんですが、転職エージェントと一緒に電話しまくってなんとか連絡がついて送ってもらいました。
そしてもう一度野良印刷屋で印刷、今度は受け取ってもらえて2000バーツ払って、この紙を渡されました。
引換証ですね、17日に申請して明後日の19日に取りに来いとのことでした。(翌々日受け取り)
実は大使館ホームページでは申請日の翌々日に受け取りとしっかり書かれてるんですけど、ブログとか他の人の話を聞いたら翌日受け取りって言ってたんです。だからワンチャン18日受け取り後出国計画したんですけど、不安だからやめたんですよね。心配性な自分で良かった
受け取り
受け取りは午後13時30分~16時の間、近くのジムで時間になるのを待って結局14時くらいに受け取りにまたタイ大使館にきました。
門でセキュリティに「ビザもらいにきたよー」と言うと通してくれ、申請時と同じ窓口で引換証を渡すと、これ?という感じでくれました。受け取り自体は1分もかからず即終了。
これでタイへ戻れます。
ビエンチャンTips
移動はアプリ
良くも悪くもラオスでの移動はしっかりと外国人料金としてぼられるので、あまり良い気はしない人や言語的な問題でドライバーと意思疎通できな人にはLocaというUber(配車)もどきを使うのがお勧め。iphone/androi用アプリのそれぞれのダウンロード先は下記
Apple Store : LOCA Laos E Mobility & Payment
Android Store : LOCA – Lao Taxi & Super App
Uberみたいに使える。アプリの完成度は低いけど使えるレベル感。
ちなみに、行き先の複数選択ができなかったので途中で変更してみました。A地点とB地点を往復したいときにやったら、最初に記載されたA地点からB地点分の料金から変わらなかったので、ドライバーがかなり可哀想な事になりました。そんな時は多めに払ってあげて・・・・
バイクは借りるのにパスポートが必要でした。全日バイクで移動しようと思ってたんですけど、パスポート以外は現金でもカードでも無理!と言われて結局ビザの申請中(パスポートを大使館に預けている間)をこのアプリを使ったわけです。
ビザ申請が終わるまではバイク借りれないので、それも考えて予定組んでください。結構不便な立地してます。(かつ、トゥクトゥクの外国人料金はまぁまぁうざい)
カードの利用は少し怖い
2024年現在少しラオスの通貨キープは安定してきてますけど、それでもコロナ以降ガッツリ暴落してきました。そのため、カード、Googleでの中値、現地での両替でかなり相場が違いました。
一番悪かったのはデビットカード(VISA)を使って下ろすと法定レートよりも12.4%も悪かったです。(闇レートだと28%!)
いろんなATMにカード突っ込んで一番安いところを使ったのにそれだったので調べたらVISAのレートが安定してる国間の両替と比べてラオスキープのこの時のレートはかなり悪かったっぽいです。
確か100THBが508キープになったんですよね。その時の法定レートが579キープでした。(闇レートは650LAK)
闇レートがあるので現金持ち込みがお勧め
今回試した中ではタイバーツからキープへの現地両替やでの現金両替が一番良かったです。
100THBが650LAKになったので法定レートよりも11.2%、VISAデビットよりも28%近く良かった計算です。
現地でのレート
- タイの銀行からVISAデビットで引き出し : 5.08LAK / THB
- 日本のVISAクレカでキャッシング即返済:Google中値の99.7%くらい
- GOOGLE中値:5.79LAK / THB
- 空港での現金両替:6.4LAK / THB
- 市内での現金両替:6.5LAK / THB
他の通貨は試してないのでわかりませんが、タイ経由ならちゃんこもり🇹🇭バーツ持っていくのが一番損せず、かつお得でした。
僕は現金両替はキャッシング速オンライン返済の信者で、旅行者が「両替は現地の〜がお得」みたいなツイート見る度に「両替はもうキャッシングが答えって決まってんだよ」と小馬鹿にしてたんですけど、違う事もあるんだなーと気づきがありました。次から違う国行く時は通貨が崩壊してないかとか、闇レートの存在とか調べていくようにします。
最後に
後、男性は映画「闇の子供達」を見てから行きましょう。HULUで見れます。闇の子供たち | Hulu(フールー)
それでは!無事にビザが取れるのをお祈りしてます。もし、成功談や失敗談があれば、ぜひTwitterのコメントやDMで教えてください。
最後まで読んでいただいてありがとうございました 唐揚げ
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