インドで現地採用で働き始める前に読む記事 2023年11月更新

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インドで現地採用として働いている間、同じ現地採用仲間で雇用先との契約書を確認していなかった事などが理由等で、痛い目にあって来た人をしこたま見て来ました。そんな経験から初めてのインドで現地採用として働くにあたって気をつけた方が良い点について今日は書きたいと思います。

海外での現地採用は入社してからしか分からない事がたくさんあります、その国の税制、労働許可の制度、文化、などなど…。その上インドですから気をつけないといけない事は沢山あります。

先ずはインドで現地採用として働く前に読んで欲しい事、次に入国してから、最後に働き始めてから気をつけて欲しい事を書きます。

一万円くらいで売ってもいい内容の優良情報です。感動したら中年・中卒・無職の人生詰み組の僕にサポートをしてくださいね。最下部にてご案内します。

  • 2023/10/29 9:30 公開
  • 2023/10/29 9:30 一年内離職率を確認、部分を追記
  • 2023/10/31 修正
  • 2023/11/1 全体の校閲、福利厚生パートの追加
  • 2024/4/18 募金部分の加筆、その他部分修正
  1. 注意事項:汚い言葉で書いてごめんね
  2. 就職先探し、入社前に気をつけること
    1. 転職エージェントにお願いするということ
    2. インド人経営の会社(インド独資100%)の会社では働かない事
      1. 特にインド人経営(インド独資100%)の会社で営業職は絶対にダメ
      2. インド人経営(インド独資100%)の会計会社はやめておけ
      3. 日本語学校の教師もおすすめしない
    3. 現地採用を雇った事がない日系企業
    4. 面接で現地採用者の一年内離職率を確認する
  3. 面接が進んだら確認すべきポイント
    1. 労働ビザがきちんと出る会社にしよう
      1. (補足)インターンについて
    2. 福利厚生を要確認しよう
      1. 社用車
      2. 民間の医療保険
      3. 帰国用航空券
      4. 昇給制度
      5. PF(年金制度)の有無
    3. 契約書をしこたま読め
  4. インド入国後にすぐやること
    1. 家を借りる
      1. まみさんにお願いする。(デリー・グルガオンの場合)
      2. ピラミッドリロ(グルガオン)にお願いする
      3. 評判の良いインド人ブローカーに頼む
      4. 自分で探す
    2. FRROの登録と入国後の延長処理は必ず自分でやろう
    3. PANカードを作ろう
    4. 銀行口座を作ろう
  5. 働き始めたら気をつける部分はこちら
    1. 給与を貰ったら必ず給与明細を受け取ろう
    2. 個人所得税の源泉徴収について
      1. 源泉徴収された個人所得税がきちんと納付されているか確認する方法
  6. 最後に(サポートのお願い)
  7. 募金をしてくれた方へのお礼

注意事項:汚い言葉で書いてごめんね

この記事はインド人、駐在員や、すでに現地採用で働いている人、どんな人も不快になるかもしれない言葉で書かれています。

それぞれの会社に良い人がいるのは重々承知しています。それでも、性善説を前提に考えるのは非常に危険な事です。だから、その中の悪い人を前提に書きました。

僕のインド生活の三年少しの間、一番一緒にいたのは現地採用の女の子です。バカな企画を応援してくれて一緒に楽しくビールを飲んでくれたのは駐在員の方々。そして、一番助けてくれたのはインド人でした。気をつけるところさえ押さえたら、嫌な事は将来の笑い話に収められる程度で楽しいインド生活が送れる可能性が少しだけ上がります。

就職先探し、入社前に気をつけること

まずは就職先探しですね、入社前に気をつけることからです。まず一番大事なことは…

転職エージェントにお願いするということ

求職求人掲示板を使って転職するのはかなりリスクが高いので気をつけましょう。無料の求人掲示板は人材について適切に予算が組めていない会社です。僕も失敗しました。

インド人経営の会社(インド独資100%)の会社では働かない事

面接を受ける前にその会社に日本からの資本が入っているか必ず確認をしましょう。

日本(日本人)からの資本が入っていない場合、インド独資100%の会社ということになります。

インド嫌いの僕ですが認めないといけないことがあります。それは、同じ給与なら日本人よりもインド人の方がパフォーマンスが高いと言うことです。

申し訳ないけど、同じ給与ならあなたよりも彼等はパフォーマンスがめっちゃ高いです。あなたにとってた大した事ない最低賃金(138,000INR/月)でも、インド人にとってあなたの人件費はめちゃくちゃ高いです。だから結果を即時求められます。

強烈な異文化に適応するだけで大変なのに、彼等なりの評価体制で結果を出すのはまず無理ゲーです。結果どころか、異文化に振り回されて殺意芽生えてる間にクビになるからやめておきましょう。

特にインド人経営(インド独資100%)の会社で営業職は絶対にダメ

特にインド人経営の会社での営業職は鬼門です。すぐにクビになります。

日系企業では多くの場合に即戦力的としての期待や、前勤務先から売上を引き抜いてこいとは思ってません。むしろ育てる気すらあるでしょう、半年とか一年見てくれてると思います。

一方でインド人経営の会社では入社日に結果持ってくると思ってます。理不尽だと思うかもしれないけど、カレー好きとか、ガンガーがとか、スピリチュアルが、とか言語化を諦めた人多いインドの一般的な現地採用が叶うところじゃないんです。

だからインドの文化を身を持って体感してない初めての就職先でインド人経営の会社にて営業職に就くのは危険です。絶対やめておきましょう

インド人経営(インド独資100%)の会計会社はやめておけ

インド系の会計会社の日本人窓口になってトラブルにならなかった人はこれまで二人しか知りません。

(インド人的には)先に話した営業成績を持ってきてない事や、日々の鬱憤が現地採用側に溜まって、ビザ更新時に不仲になり会社が「こいつ辞めさせた方がいい」と思うことが多いです。

会社は「態度の悪いこいつクビにして新しい現地採用を雇おう。そしたらこいつから源泉徴収した個人所得税収めなくて済むから安くつくやん?俺頭良い!」と気がついて本当に実行します。

日本語学校の教師もおすすめしない

日本語学校の教師は特殊なビザで給与に下限がありません。

日本人は人が良い上に、大体この手の人は日本に良い思い出なくて疲れちゃってるから「安くても良いよ〜」って入社するんです。その優しさ、食い物にされます。

入社したら話は違うし、サポートもないし、給与遅れるし、税金払われない事になります。どーせ揉める、揉めなくてもあなたの我慢や努力が報われることはないので辞めておきましょう。

日本語学校は現地で日本語教師の資格を持っている駐妻さんとかが時間が空いてる時に善意マックスの無料ご奉仕でやるくらいがちょうど良いのです。(それですら殺意が芽生えます)

現地採用を雇った事がない日系企業

これはインドに限った事じゃないけど、初めて現地採用を雇おうとしている会社は初めはやめておきましょう。できれば、今も何人か現地採用を雇っていて現地採用の先輩がいて、会社側にもノウハウがある会社がベターです。

一つ目の理由はインドでは沢山のトラブルが起こるのに、ほとんどの駐在員はノウハウがないからです。初めはどうしても駐在員や会社のフォローに甘える事になります。だけど、雇った事がない会社の駐在員だとトラブルに適切に対処できません。

もう一つの理由は孤独にやられてる駐在員がいるからです。駐在員さんはインドが好きできた訳ではない内向型の人が一定数いて、孤独にやられてる人は無限に残業や晩御飯付き合わせたりします。

一方であなたは好きできた訳だから外にも出たいだろうし、友達もできますよね。

その手の人は断ると怒り、付き合ってあげると割り勘します。無駄に高いご飯と行きたくもないカラオケに付き合って25,000ルピーのお会計割り勘な「〜君は12,000ルピーでいいよ」とか言います。あと、割り勘なのに自分の名前でボトル入れて帰る人もいます。

なので、今も何人か現地採用を雇っていて、現地採用の先輩がいて、会社側にもノウハウがある会社が良いのです。転職エージェントに過去の採用者評判など含めて聞いてみましょう。

初めての現地採用を探している会社というのは、インド内の転職組が「初めての現地採用だからなんも分かってないやんここ、駐在と同じように福利厚生つけてもろて、うまいこと使ったろ」と熟練組が行く会社なんです。

面接で現地採用者の一年内離職率を確認する

上の話に近いんですが、現地採用者の一年内離職率は必ず確認しましょう。

高い場合の理由は二つ考えられます。

  • 人事採用が甘い
  • 駐在員が不適応起こしていて社内がやばい雰囲気

まず人事採用が甘いと誰でも入れちゃうので程度の低い人がいる可能性が高いです。程度の低い人の皺寄せを食ってた人が辞めて、その挿げ替えを探しているという状態は割とあります。そんな場合、あなたは皺寄せを食うために雇われているので、会社は程度の低い人をクビにもしないし、あなたの労働環境改善もしません。

僕は中卒なので基本的に人事が甘い会社にしか入れません。(助けて!)だからこそこれを痛感してきました。

程度の低い人と働くのは本当にしんどいです。エクセルで日付入れる時に月と日の間に /(スラッシュ)入れますよね?自称パソコン詳しいインフラエンジニアが スラッシュの代わりにダブルコロン(:)を入れてました。それ、日付ちゃう、時間や。それを何度も何度もあなたが修正してあげないといけなくなるんです。働きたいですか?

海外で現地採用で働く日本人の多くは所属していたコミュニティの平均から外れていた人たちです。大体、程度の低い人が多いです。それが原因で疎外感を感じ、海外を夢見るようになります。、海外の現地法人は規模が小さくなりがちなため、ジェネラリスト的な働き方が求められます。

内田クレペリン検査で言うと作業量が一定数あるマルチタスクタイプが必要になるのが現地採用職です。一方で程度の低い人達は作業量が少なくシングルタスクを飽きもせずに一生やることに向いてるんです。業務と特性が合っていません。人材不足を言い訳に程度の低い人をとって社内環境が悪化しているケースはかなり多いです。あなたがきちんと仕事できるタイプなら気をつけてください。

次に、駐在員が不適応を起こしている場合です。異文化に対してだけでなく、プレーヤーから駐在で管理職になる訳ですからそこから昇進に対して適応できていないケースは普通にあります。

ローカルスタッフが日本語で十分伝わる内容を教えているのに「何言ってるか全然分からない」とキレてる人を見た事があります。適応障害起こして摂食障害みたいになってる人を見たこともあります。「おはようございます」と挨拶したらキレながら「早くないから」と言ってました。そんなのと働きたいですか?

こう言った危ない会社の可能性があるので、一年以内離職率、もしくは過去五年以内に雇った現地採用者がそれぞれ①何年何ヶ月働いたか②退職理由(大体役に立たないが)を聞いてどんな会社なのかしっかりと探りましょう。

面接が進んだら確認すべきポイント

労働ビザがきちんと出る会社にしよう

最近では少ないですが、一昔前までは観光ビザやノービザで現地採用を働かせる会社は結構多かったです。インドで労働ビザ出してない場合、未払いなどが発生しても訴える事ができません。

この話で揉めるのはだいたい飲食店、ホテル、あとお茶屋さんですね。

(補足)インターンについて

インドのインターンは大体の場合は観光ビザで入国しています。インターンビザの存在が会社にも知られておらず、取得の流れが不透明なためだそう。

無償インターンの場合は特にインド資本の会社が揉めてくる事もないでしょうし(日本資本なら有言実行するし)有償インターンでも報酬が少ないため(15000INRとか)あまりトラブルになっていないようです。個人的には今の現状なら観光ビザで入っても問題はないんじゃないのかな?とは思います。

ただ、それ以外の事でインド資本の場合は振り回されるのでご注意を。用意してくれたホテルはめちゃ汚い部屋だったり、お昼ご飯は無限インドカレー(少)だったり、突然ホテル代払いたくないとかで追い出されたりはあります。

福利厚生を要確認しよう

福利厚生の内容を必ず確認しましょう。

社用車

特にデリーNCRでは交渉段階で車を付けられるか確認しましょう。デリーにきたら直ぐに空港で分かりますが、通勤のために乗るリキシャーやタクシー(UBERタクシー)はとにかくあなたにトラブルを持ち込んでくるのでストレスです。

  • 予約→どこに行くんだ?→〜に行くよ。→行きたくないからキャンセルしろと言われる→キャンセルでお金かかる、再予約→無限ループ
  • アプリの料金に追加料金取っていいなら行くと言いだす。
  • 費用に含まれている有料道路料金を現金で別で取ろうとしてくる。(有料料金の二重取り)
  • 他の人を乗せようとする。
  • 違う所に連れて行かれる。
  • 料金を上げるためにわざと遠回りする
  • 壮大な勘違いで遠回りする
  • 臭い、臭い、臭い、臭い、汚い、汚い、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい

UBERの負のスパイラルに入ると朝1時間とかウーバーと戦う諦める羽目になります。めちゃくちゃ精神削られて日本帰ろうと思ってしまいます。そうなると会社にも良くないので、きちんと説明して、社用車の提供と休日利用を交渉しましょう。本気で、現地採用者に車提供したら就業年数の平均が増えると思ってます。

民間の医療保険

民間保険は殆どの会社が現地採用にも提供しているようです。下記は必ず確認しましょう。

民間保険の有無、保証上限がいくらか。ちなみに、デング熱で入院した時は1週間入院して20万ルピーくらいでした。入院時保証50万ルピーくらいを目安にされるのが良いと思います。

帰国用航空券

2年度目から帰国用航空券を出してくれるか、必ず確認しましょう。往復航空券は結構大きな費用負担になります。

3年以上働いたら本帰国時の航空券も出してくれる会社、年3回帰れる会社、一時帰国に出張手当を出してくれる会社など色々な制度もあります。しっかりと内容を確認しましょう。

昇給制度

昇給制度がどのような制度になっているか確認しましょう。

確認すべきはインド人と同じ昇給テーブルかと過去の現地採用の昇給実績です。

PF(年金制度)の有無

をしっかりと転職エージェント通じて確認してください。

契約書をしこたま読め

契約書全部に目を通してください。Google翻訳使えば写真から翻訳してくれるから絶対に読んで、分からないところは転職エージェントにきちんと確認しましょう。

(新人エージェントさんは分からない事もあるかもしれませんから、その時は経験の長い上司の方に代わってもらって契約書内容を確認しましょう。)

特に退職、解雇前通知の期間の部分は必須、被雇用者3ヶ月前、会社側通告1ヶ月前とかあります。(退職する時は3ヶ月前に言わないとけない、会社がクビにするときは1ヶ月前でよいという意味)双方同じように合わせてもらいましょう。

インド入国後にすぐやること

無事に入国しても気を抜いてはいけません。あなたが路上、カフェ、日常で出会えるインド人は残念ながら成金層、もしくは貧困寄りで這い上がりたい人がほとんど、後者はいくらあなたから抜けるかしか考えていません。下記の部分は必ず自分でチェックしておきましょう。

家を借りる

入国したらまずは家を借りる事になります。

とても大切な事なんですが、インドで外国人が家を借りる場合は賃貸契約書に加えて二つの書類を家主が発行する義務があります。

  • 「FormC」:大家が政府に外国人が今日滞在している事をお知らせした事を証明する書類
  • 「Tenant Verification」:管轄警察に外国人がここに住んでますとお知らせした事を証明する書類

下手な家主に当たるとこの二つを知らない、何かの勘違いで税金払いたくないから出さない場合があります。そうするとこの後で出てくる外国人登録オフィス(FRRO)での滞在許可申請ができません。

二つ用意するまで全額払っちゃダメです。だけど初回は難しいんですよね…なので

まみさんにお願いする。(デリー・グルガオンの場合)

首都圏で初めはトラブルを避けて家を借りたい場合はまみさんへ連絡するのが正解です。過去のオーナーレコードを全部所持していて、一度でもトラブルを起こした家主はもう紹介していないので安心して住む事ができます。賃貸契約書の内容のどこを見るべきか含めて、色々教えてくれるはず。初年度はこう言った安心した人に頼むのが良いかもしれません。

まみさんのウェブサイトはこちら → 不動産のサフタ 

サイトへ飛んで、書かれている電話番号にかけて「まみさん家探し助けてください!」と言えば後は全部やってくれます。

ピラミッドリロ(グルガオン)にお願いする

リロケーションインターナショナルの合弁会社、ピラミッドリロも予算次第で現地採用者の部屋探しの手伝いをしてくれます。

ピラミッドリロさんのウェブサイトはこちら → Pyramid RELO

サイトへ飛んで、書かれている電話番号にかけて「リロさん、あのインド現採の記事見て電話しました。家探し助けてくださ〜い!」と言えば後は全部やってくれるはずです。

評判の良いインド人ブローカーに頼む

その他にはインド人ブローカーにお願いする手もあります。知り合いに確か評判の良いのがいたような気がする(NCR)ので思い出したら情報載せます。

ちなみに、Facebookやアプリで探せるインド人ブローカーは全部ハズレです。Tenant Verificationどころか、賃貸契約書すらよこしてこなくて大揉めして警察沙汰になった事もあります。

インド人ブローカーは絶対ダメ・インド人ブローカーは絶対ダメ・インド人ブローカーは絶対ダメ

これを合言葉にしてください

自分で探す

最後に、空き家にはTOLETと書いてあるので自分で歩いて探すのも手です。好きなエリアをてくてく歩いてTOLET見つけたら電話するか、ピンポン鳴らしましょう。部屋見せてと言えば見せてくれて、条件を教えてくれます。

仲介業者を通すと家賃一ヶ月分の仲介手数料がかかるので、この方法だと手数料が借主(あなた)も貸主(家主)も浮くのでお得です。

ちなみにこの方法、いろんな理由で断られるので大変だけど少し面白いです。

肉食べる人は無理、魚食うから臭いだろ?、彼女と住もうとして断られたこともあります。(お見合い結婚するインド人にはお付き合いフェーズは想像ができない)

度胸のある人は是非試してみてください。(FORM CとTenant Verificationは忘れずに)

FRROの登録と入国後の延長処理は必ず自分でやろう

家を借りたら”自分で”FRRO(外国人登録オフィス)を登録して延長処理をしましょう。←これは超重要ポイントです。

駐在員の場合はFRROの登録を依頼している代行業者がやっていますが、現地採用の方は必ず自分でやってください。代行業者は手続きのたびに手続き毎に平均5,000ルピー程度の費用が必要でめちゃくちゃお金かかります。駐在員の場合は会社が払いますが、現地採用の場合は自費という会社が多いです。

じゃあ、登録だけやって、変更手続きは自分でやればいいじゃない?と思うかもしれませんが、彼らはお金になる必要情報(IDやパスワード)を絶対に渡しません。(あなたの登録なのに)

転職時に困るので必ず自分で申請しましょう。簡単だから。出来ないならそもそもインド来ないほうがいいです。

登録方法ははYuriさんのブログを参考にしてください。今も大きくは変わってません。

【最新版】インド在住者必見!《FRRO/e-FRRO》オンライン申請方法を分かりやすく解説!

そんなわけで、駐在員さんも現地採用のFRRO登録は自分で全部やらせてください。こんな事も出来ない人は試用期間終了したほうが良いです。

PANカードを作ろう

PANカード(納税管理カード)も自分で作ろう(自分で会計士に依頼して作ってもらおう)

納税カードはあなたのものです。本来であればあなた自身で申請して作らないといけないものです。これもFRROの登録と延長と同じようにもれなく困るので必ず自分でやりましょう。

銀行口座を作ろう

入国したら会社の総務が銀行口座を作ってくれることが殆どだと思いますが、総務が遅すぎて作ってくれないケースがあります。そんな時は自分で作りましょう。

銀行口座を作るには、雇用証明書、FRROの在留許可証、パスポート(ビザ付き)、住居契約書等がい必要です。まずは銀行に必要書類を確認して作りにいきましょう。会社に指定の銀行があるかどうかの確認も忘れずに。

これでドラクエで言うところの檜の棒と革の帽子と川の鎧が手に入りました。とりあえず、動き出すことができます。

働き始めたら気をつける部分はこちら

控えめに言っても、ここまでですでに現地採用を始めた人からは一人あたり一万ルピーずつもらいたいくらいです。それくらい、いや、それ以上の価値が本当にあります。

だけど、まだ油断は禁物です。インドと戦うためには初期装備では勝てないんです。

給与を貰ったら必ず給与明細を受け取ろう

インドでは現物支給が禁止されています。インド系の会社はよく分からない現物支給を載せて給与を引いてきたりします。140,000ルピーの月額契約で「部屋使っていいよ」とだけ言っておいて、給与から月額40,000ルピー差し引いてるホテルとかあります。その場合は即転職しましょう。言っても無駄だから。

働くのを放棄して営業と称して外出しインドにいる間に転職活動して違うインドの会社へ移りましょう。

個人所得税の源泉徴収について

インドも日本と同じように給与から個人所得税が源泉徴収される仕組みになっています。累進課税のせいで年度末に近づけば近づくほど徴収額が増え、手取りが減っていくのは恐怖です。

その源泉徴収ですが、実は仕組み上納税しなくても会社はペナルティを受けません。よって意図的に、源泉徴収した税金を税務署に支払わない会社がたくさんあります。いったん、インド人経営の会社の殆どそうだ、と思っておいてください。

なぜかと言うと、中小の経営者は目の前でお金が出るのに耐えられないので、本来は翌月7日に支払わないといけない源泉徴収税を払わずに放置しちゃうんです。インド人の会社や日本人が個人で設立した会社は要注意です。

(数ヶ月分をまとめて支払っている会社もあるけど、多分遅延利息は被雇用者が負担させられている=だから会社にペナルティはない)

未払いの場合、後で後述しますがだいたい揉めます。

※源泉徴収される個人所得税が累進制のため、年度末の3月に向けてどんどん源泉徴収される金額が増えて手取りが減っていきます。勤務開始当初は必ず貯金してそれに備えましょう。2、3月と凄い額が源泉徴収されます。

源泉徴収された個人所得税がきちんと納付されているか確認する方法

その個人所得税の支払いですが本当に支払われているかオンラインで確認ができます。

意外に簡単で income tax department india でパンカードの情報を入力してFORM26ASを見るだけ。言われただけだとどうせ分からないから実際にやってみましょう。

まずはIncome tax departmentへアクセス → https://www.incometax.gov.in/iec/foportal/

開いたらまずは自分のパンカードのIDとパスワードでログインしよう。

ログインできたらダッシュボード上のタブから下記の流れ

e-FIle→Income Tax Returns→ View Form 26ASを選択。違うサイトへリダイレクトされる

今なぜかそのサイトに僕はアクセスできないので端折るけどForm26ASをダウンロードすると詳細が見られる。

これが僕の去年分、きちんと支払いをしても3ヶ月ごとにまとめて反映される。なのできちんと支払った場合でも4月分(5月に払う)が表示されるのが7月というわけです。

7月に4〜6月分が全て確認できるようになり、7〜9月分は10月に確認ができるようになる。(もし間違ってたら教えてください)

これが、7月になっても4〜6月分が反映されない場合、引かれた源泉徴収税が支払されてない可能性がある、経理担当に状況を確認しよう。

ちなみに、払ってないから即転職しろ、ということではないです。いつもまとめて遅れて払ってる会社もあります。

ただ、インド人はいらなくなった人材のためにわざわざ未払い源泉徴収を支払うような事はしません。

初めは勿体無いから後で払おうと思って軽い気持ちで置いておいて、あなたが辞める時に未払いを突っ込まれてもいなくなる人のために払う意味ないよね、という流れで思考が変化します。

即転職とは言いませんが、TDSの支払いが遅れるのはあなたにとってリスクだと思ってください。ちなみに、個人所得税が払われてないとビザの更新はできません。契約更新時に揉めたりすると結構詰みます。クビになって帰ろうとしたら未払いが発覚して、出国するために会社から源泉徴収されたにもかかわらず更に実費で払わされた人を見た事あります。

最後に(サポートのお願い)

とりあえずこんなところかな。とにかく、インド現地採用は、気をつけろ。今後少しずつ修正を入れていく予定です。

どうでしたか?一万円の価値があったでしょう?そう思ったら是非サポートをお願いします。

「僕に」と書きましたが、僕の人生はもう詰んでるのでF岡さんがやっているNPO法人へサポートしてもらえたら嬉しいです。貧困撲滅系のNPO法人?で貧困層への教育支援や緊急時の支援をしています。

また、募金の手続きを進めていくと最後の確認ページで団体へのメッセージを記入できます。こちらに「唐揚げ」と一言入れてもらえたら嬉しいです。このページ経由での募金である事がわかり、僕がブログとTwitter経由でお礼が言えます。

これからあなた達は嘘をついたり、騙したりするインドのリキシャやウーバーに怒りとか殺意とか負の感情を芽生えさせていく事になるわけですが、こう言うお金できちんと支援していく事で正しく育った人たちが増え、結果的に一人でもあの鬱陶しいUBERを減らす事ができるのです。

カードで簡単に安全です❤️→ 結び手にサポートする。

ありがとう in advance.

募金をしてくれた方へのお礼

2024/4/19追記:ページ公開後からたくさんの人に読んでいただいています。ありがとうございます。

これまで募金お願いは僕にフィードバックが返って来ない仕様でした。そのため、これまで募金をしていただいた方へのお礼ができてませんでした。

これまで募金をしてくださった方々、改めてありがとうございます。

今後は募金していただいた後はフィードバックが届くようになったので、その際はこちらにてお礼のご連絡をさせてもらいます。基本お名前は載せませんが、僕に連絡がTwitterなどで直接連絡が来た場合はハンドルネームを載せさせてもらいます。

2024/4/14 アイおじ様、このブログ経由で募金を受け付けました。ありがとうございます。

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